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環境ニュース[国内]

遺伝子組換作物に関する2つの報告書を公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.04.07 【情報源】/2006.03.17 発表

 イギリスで、遺伝子組換(GM)作物に関する2つの報告書が3月17日に公表された。
 一つは、「環境中への放出に関する諮問委員会(ACRE)」の部会によるもので、新たな農業技術の規制に当たって、リスクとメリットの両方を考慮した、バランスのとれたアプローチをとるよう勧告する。報告書「農業のフットプリントの管理:新しい農業システムのリスクと便益に関する包括的な評価に向けて」では、規制担当者が潜在的な悪影響だけを見ているため、社会は、新しい農業技術の環境上の便益を失うおそれがあると指摘している。
 また、もう一つの報告書「GM作物栽培に伴う管理の生物多様性への影響」は、環境・食糧・地方省の資金提供を受け、ジェフ・スクワイヤ氏らが策定したもの。GM作物の農場規模試験の結果を、イギリス国内外実施された他のGM作物試験に照らし、より広い文脈の中でとらえた。また、過去100年間、イギリスの農業に起こった様々な変化(特に過去50年間に起きた集約化、これに伴う、農地の野鳥などの種の減少)についても考察を行った。報告書では、耕作地での生物多様性を維持していくことの重要性や、効果的な雑草管理と生物多様性のバランスについて、また、GM作物、その他作物生産に起きている変化の影響を判断するための合意された基準の必要性などについて、強調している。【イギリス環境・食糧・地方省】

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