松浦川など８水系の河川整備基本方針が策定

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2006.04.21 【情報源】国土交通省／2006.04.21 発表

　社会資本整備審議会に対し国土交通大臣が意見を求めていた、那珂川、那賀川、松浦川、網走川、矢作川、千代川、天神川、重信川−−の８水系の河川整備基本方針が、同審議会・河川整備基本方針検討小委員会での審議を経て、平成１８年４月２４日付けで策定され、同日の官報で公表された。
　河川整備基本方針は、各水系の河川管理の総合的・長期的な方針を定めるもので、河川環境の整備・保全・維持管理に対する考え方が明らかにするとともに、洪水被害の軽減などについても記載を行っている。
　今回策定される８水系の河川整備基本方針には、環境保全に関わる項目として、松浦川水系アザメの瀬地区での湿地再生、網走川水系での河川環境保全に配慮した河道掘削、堤防拡築、網走湖での水環境改善対策の実施、千代川水系での回遊性魚類の遡上降下環境の確保、産卵床保全、天神川水系でのコアジサシ産卵場となる河口砂州確保と治水との調和、水鳥の休息場となる水面保全−−などが盛り込まれている。【国土交通省】