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環境ニュース[国内]

気象庁、庁舎内の放射性物質についての中間報告を公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.05.29 【情報源】気象庁/2006.05.29 発表

 気象庁は18年5月29日、(1)全国の全気象官署を対象に実施中の放射性物質に関する総点検結果と、(2)同庁庁舎内の放射線管理区域外でみつかった放射性物質の入手経路、使用目的についての調査結果−−の中間報告をまとめ、公表した。
 同庁は、18年4月に放射線管理区域外である本庁庁舎地下1階の資料庫で、同庁が存在を把握していなかった放射性同位元素「セシウム137」がみつかったことを受け、全気象官署で放射性物質の総点検を行っているところ。
 今回の報告によると、気象庁本庁内ではその後、直径3センチ、厚さ5ミリの円盤状透明プラスチック容器に密封されたウラン化合物の可能性がある物質2個、少量の硫酸ウラニルが入った小型試薬びん1個が新たに発見されたという。
 これらの物質が製造されたのはいずれも昭和30年代以前とみられ、今回の中間報告では、ウランとトリウム化合物は放射線測定に必要な標準線源の作成、セシウム137線源は海洋観測現場で使用する放射線測定器の開発・較正のための標準線源として使用した可能性があると推定している。
 なお同庁は、今後、全国の官署に対する職員による徹底点検と専門業者による放射線センサーを使った点検を実施し、6月中に全ての点検結果を取りまとめめる方針。【気象庁】

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