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環境ニュース[国内]

東北電力が女川1号機に関する耐震安全性評価結果の修正を保安院に報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.08.23 【情報源】原子力安全・保安院/2006.08.22 発表

 東北電力(株)は平成18年5月に提出していた女川原発(宮城県牡鹿郡女川町・石巻市)1号機の耐震安全性詳細評価結果の一部修正内容を18年8月22日に原子力安全・保安院に提出した。
 女川原発では、17年8月16日に発生した宮城県沖地震の際の観測データの中に、設計時に想定した以上の揺れがあったことを示す内容が含まれていたため、東北電力はこれまでに1〜3号機について、限界的なプレート境界地震・最大規模のスラブ内地震を踏まえた地震動(安全確認地震動)を利用した地震応答解析により、「耐震安全性は確保される」という内容を含む耐震安全性詳細評価結果を保安院に報告。
 すでに2、3号機の報告については保安院により、内容が妥当性だという確認を受けている。
 18年5月19日に保安院に提出された1号機の報告については、現在、保安院がその妥当性を検討中の段階だが、今回の修正では、(1)18年6月に別途報告したように1号機の原子炉建屋基礎地盤の耐震安全性確保が確認されたこと、(2)原子炉建屋の地震応答解析結果の信頼性にかかわる指標「接地率」を詳細評価した結果、5月に報告した1号機原子炉建屋の地震応答解析結果の信頼性が改めて確認されたこと、(3)1号機の安全上特に重要な機器についての解析評価で耐震安全性確保が確認されたこと、(4)5月に未点検だった配管の点検を完了した結果、1号機の安全上重要な配管の耐震安全性確保が改めて確認されたこと−−を報告している。
 なお保安院は今回の内容も含めた1号機の耐震安全性について、耐震・構造設計小委員会で検討していく方針。【原子力安全・保安院】

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