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環境ニュース[国内]

「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」が発足

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.11.16 【情報源】環境省/2006.11.16 発表

 2006年11月6日にインドネシア・ボゴールで開催された「渡り性水鳥、湿地及び地域住民に関する会議」で、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ(渡り鳥の飛路)・パートナーシップ」の規約が採択され、同パートナーシップが発足した。
 このパートナーシップは、シギ・チドリ類ツル類ガンカモ類の3種群を対象とした「アジア太平洋地域渡り性水鳥保全戦略(注1)」を母体として、ヨハネスブルグサミットのタイプ2プロジェクト(注2)として登録した、東アジア・オーストラリア地域の渡り鳥生息地の保全プロジェクトをさらに充実させる形で、新たな枠組みを構築したもの。
 活動内容としては、東アジア・オーストラリア地域に生息する渡り性水鳥の重要生息地国際ネットワークの構築、ネットワーク参加地の渡り鳥・生息地の保全活動、持続的利用に関する普及啓発、調査研究、能力向上、情報交換活動を推進するとしている。
 発足にあたっては、日、豪、米、韓、ロシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ミャンマーの9か国の政府とラムサール条約事務局などの国際機関、国際湿地保全連合などのNGO計16主体が参加を表明。議長・暫定事務局はオーストラリアが、副議長は韓国が務めることになった。

(注1)パートナーシップ発足により「アジア太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」は発展的に解消され、「戦略」の重要生息地ネットワーク参加湿地は、パートナーシップに基づく新たな重要生息地ネットワークに移行されることになった。
(注2)合意文書の内容を行動に移すために各国の関係主体が自主的に表明し、約束文書に盛り込まれた取組み。【環境省】

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