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環境ニュース[国内]

メバチ・キハダの07年保存管理措置など採択 中西部太平洋まぐろ類委員会第3回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.12.18 【情報源】水産庁/2006.12.16 発表

 2006年12月11日から15日まで、サモアのアピアで中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第3回年次会合が開催された。
 WCPFCはこれまでかつお・まぐろ類の国際管理の空白水域となっていた中西部太平洋で、その資源管理を担うことを目的に設立された委員会。04年6月に設立条約が発効し、毎年12月に年次会合を開催している。また日本は05年7月にこの条約に加入している。
 今回の会合では、(1)メバチ・キハダやその他のマグロ類の保存管理措置、(2)人工衛星を利用した漁船位置追跡システム(VMS)や乗船オブザーバー制度の導入など公海での監視取締措置−−などが議題となった。
 このうち(1)については07年保存管理措置として、北緯20度以北、南緯20度以南の国のメバチ・キハダ漁船の漁獲能力、および北緯20度〜南緯20度の公海上でのまき網漁業によるメバチ・キハダ漁獲努力量を近年レベルに抑制すること、「06年から3年間はえ縄漁業によるメバチ・キハダ漁獲量を近年レベルに抑制する」とした05年の決議を維持すること−−などが採択された。
また(2)については、08年からVMS制度を段階的に導入していくために実施手続や情報保護規定などを作成すること、翌年の年次会合までに乗船オブザーバー制度の実施手続を作成するための中間会合を開催することが合意された。【水産庁】 

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