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環境ニュース[海外]

田園地域スチュワードシップ 10周年を迎える

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2001.10.11 【情報源】イギリス/2001.10.01 発表

 政府の農家向け主要環境保護助成金プロジェクトである、田園地域スチュワードシップ・スキーム(Countryside Stewardship Scheme)が、10月1日、10周年を迎えた。
 このスキームでは、景観、野生生物、歴史的重要地の保護を目的に、農家が伝統的な農業手法を選択すると補助金を受けることができる。1991年に試験的プログラムが導入されて以来、約1万2,500名の農家がこの契約を結び、現在も3,000名の申込者が審査中である。
 このスキームは環境・食糧・地方事業省が運営しており、10つのスキームで構成されるイングランド地方開発プログラム(England Rural Development Programme)の1つとなっている。すでにこのスキームでカバーされる地域では、かつて減少していた鳥類の数が急激に増加するなど、この10年で確実に成果が上がっており、今後も期待されている。このスキームにより、700マイルを超える石塀や6,000マイル以上の生垣(訳注:昆虫、鳥類の棲家となる)、約8,000マイルの緑地帯が農地集中地域に出現した。
 環境・食糧・地方事業省では今後6年間で、田園地域スチュワードシップの拡充のため、さらに5億ポンド(850億円)を用意するという。これが実現すれば、50万ヘクタールの土地が同スキームの対象になると期待される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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