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環境ニュース[国内]

小規模事業場向け有機性排水処理技術の18年度技術実証評価報告書を環境省が承認

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2007.05.02 【情報源】環境省/2007.04.26 発表

 環境省が進める「環境技術実証モデル事業」で、平成18年度に大阪府が実証試験を実施した小規模事業場向け有機性排水処理技術分野の試験結果報告書が同府によってまとめられ、19年4月26日までに環境省の承認を受けた。
 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
 同事業では、事業開始後2年間は評価費を国が原則的に負担するが、事業開始後3年以上経った小規模事業場向け有機性排水処理技術分野の実証事業では、18年度から実証試験実施にかかる実費が申請者の負担となった(注1)。
 また同分野の対象技術は、日排水量50立方メートル未満の小規模事業場である厨房・食堂、食品工場などからの有機性排水処理技術のうち、低コスト・コンパクト、メンテナンスが容易、商業的に利用可能−−などの要件を満たすものとされ、18年度は日東鐵工(株)の「垂直重力式油水分離器(VGS)」と、(有)KOMATSUの食品残さ回収システム「ラクッちゃ〜」の2件の技術が採択されていた。
 今回承認を受けた試験結果報告書には、それぞれの実証対象技術の概要、試験条件、処理水の水質など実証試験結果、運転による環境への影響、維持管理性能などが示されており、その全文は、環境技術実証モデル事業ホームページや大阪府の環境技術実証モデル事業のページからダウンロードが可能となっている。【環境省】

(注1)3年めにあたる17年度には、事務的業務を新たに担当する事業運営機関を公募を経て(財)日本環境衛生センターに決定し、同センターが新体制での試験要領策定などを行っていた。

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