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環境ニュース[海外]

中国 「市民参加推進環境影響評価弁法」が近く制定へ

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2007.05.23 【情報源】中国/2005.11.10 発表

 国家環境保護総局環境影響評価司の担当者は先日、環境保護市民参加の促進と環境アセスの推進のために、「市民参加推進環境影響評価弁法」パブリックコメント版を公表し、12月7日まで意見を募集すると述べた。
 環境影響評価法の実施以来2年間で、現在の中国環境影響評価制度中の市民参加に課題があることが表面化し、特に情報公開が不十分で、公開時期が遅れ、市民参加の範囲に限りがある、参加者の選択代表性に問題がある、必要な情報がフィードバックされないなどの課題が判明してきた。これらの原因は多方面にわたり、例えば建設会社や計画作成機関、計画環境アセス機関が市民参加を重視していない、市民参加に関する知識と技能が欠如している、市民に参加意識がない、市民参加の方法や手順が具体的に定められていないために環境問題に遭遇してもどのように参加すればいいのかわからないなどの原因である。
 今回の「弁法」は、4章34条からなる。第1章は総則で、市民参加の目的、適用範囲、原則、一般義務規定がある。第2章は情報公開の時間、期限、内容、方法、市民参加形態、範囲、フィードバック方法、参加代表者の選択方法、意見集約、権利保障などについて規定しており、情報公開が市民参加を保障する基礎になると強調している。第3章は市民参加の実施規定で、市民意見調査、専門家検討会、座談会、公聴会などの原則と規定を盛り込んでいる。第4章は解釈や施行時期などの附則である。【中国国家環境保護総局】

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