中国　冷蔵庫エネルギー効率ラベル基準改訂作業が開始　自動車等も対象に

【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2007.05.25 【情報源】中国／2006.09.14 発表

　中国冷蔵庫エネルギー効率ラベル基準改訂作業が先日始まった。冷蔵庫のエネルギー効率の参入条件が高まった。また冷蔵庫と冷蔵機のエネルギー効率ラベルは分割し、ガラスドアのある展示用冷蔵機もエネルギー効率ラベル製品の品目に入る見込みである。
　中国のエネルギー効率ラベル制定は遅かったため、基準制定では欧米先進国のエネルギー効率ラベル基準を参考にし、1級レベルを先進国の1級指標とほぼ同等にした。中国エネルギー効率ラベル管理センターの王若虹主任によると、現在市場では1,2級エネルギー効率基準を満たす省エネ型冷蔵庫の割合は7割以上となり、これは中国の家電エネルギー効率基準をさらに高めるべきことを示しているという。
　このほか、全国エネルギー基礎・管理標準化技術委員会は、通常より15〜25％高いエネルギー効率基準を求めるリード基準の概念を導入する予定で、エネルギー消費型の製品や設備を常に代替、更新することを目的としている。中国の現在のエネルギー効率ラベル基準には家電、照明器具、工業用エネルギー設備が含まれ、製品の範囲は21種に拡大した。ガス温水器、電源装置、インバータエアコン、自動車などのエネルギー効率基準が現在検討されており、エネルギー効率ラベルは全面的にレベルアップすることになる。【中国環境報】