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環境ニュース[海外]

中国 神華集団が石炭直接液化 一期事業総投資245億元

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国/2007.02.06 発表

 中国神華集団によると、世界初の石炭液化事業が順調に進展し、現在43億元を投資し、一期プロジェクト生産ラインの各生産ユニットの基礎建設、設備設置及び鉄筋構造の設置がほぼ完成した。同事業は内蒙古自治区オルドス市伊金霍洛上湾鎮で行われている。
 神華集団は90年代末、神東炭田で石炭直接液化試験を開始した。同事業で採用した加工技術は何度も改善され、前期事業では自主開発の石炭直接液化技術を採用した。この技術は、外国の先進的石炭直接液化技術の強みを吸収し、国家「863」計画で自主開発した効率的触媒と結びつけ、主な製造過程は石炭液化、液化油の抽出と水素製造の三部分からなる。
 神華集団の石炭直接液化プロジェクトは二期に分けて実施される。第一期生産ラインの総事業費は245億元で、完成後に油製品の年生産量は320万トンである。第二期生産ラインは2010年に生産開始し、各種油製品の年生産量は280万トンである。
 第一期事業の工場建築面積は207ha、工場外の敷地面積は177haである。現在、第一期生産ラインが設備設置の段階で、今年中に設備の調整と生産を始める。現在建設している第1号の生産ラインの石炭直接液化実証事業の総事業費は123億元で、完成後に石炭使用量は年間345万トン、各種の油製品を年間108万トン生産し、そのうち液化石油ガス10.2万トン、ディーゼル油72万トン、ナフサ25万トン及びフェノール等他の製品0.8万トンである。【中国環境報】

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