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環境ニュース[国内]

急な増水による河川水難事故防止に向け「アクションプラン」を策定

自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2007.07.04 【情報源】国土交通省/2007.07.03 発表

 国土交通省河川局に設置された「河川利用者の安全に関わる検討会」は、河川で釣りや水遊びなどを楽しむ人々を、急な増水から守るために、緊急に取組むべき事項などを示した「急な増水による河川水難事故防止アクションプラン〜夏の水遊びの時期を迎えて〜」を平成19年7月3日までにまとめ、全国の河川管理者に周知した。
 このアクションプランは、上流に大雨が降り、河川が急激に増水したことによる水難事故(注1)が18年夏に多発したことを受けて作成されたもの。
 国土交通省河川局が緊急に取組むべき事項としては、(1)パソコン・携帯サイト「川の防災情報」を通じた全国の河川のリアルタイム雨量・水位情報の提供、(2)急な増水の危険性に関する普及啓発リーフレッや安全な河川利用取組み事例集の作成、(3)河川水難事故救助に関する省庁間連携の構築や、「子どもの水辺」再発見プロジェクト連携省庁による子ども向け河川水難事故防止活動の実施が示されている。
 また、河川管理者が関係機関・地域住民と連携して取組むべき事項には、(4)「川の防災情報」など雨量・水位情報の入手先の現地での周知、(5)河川利用者が多く利用するコンビニなどでの国交省作成資料の配付、(6)出前講座やホームページなどを活用した啓発活動の強化、(7)地域関係機関の連携強化、(8)過去の事故発生場所への啓発看板の設置、(9)急な増水が起こった場合の多様な注意喚起方法の検討−−が、河川管理者が関係機関・地域住民に呼びかけるべき事項としては、(10)川の安全講座の実施促進、(11)気象情報のメール配信サービスの促進−−が盛りこまれた。
 国土交通省は今後、このアクションプランをもとに、急な増水に関連した河川情報の提供や河川の安全利用についての啓発活動に取組んでいく予定。【国土交通省】

(注1)河川では、上流と下流の気象状況が異なるために、上流で大雨が降っていても、下流にいる河川利用者が増水に気付かず、水難事故につながってしまう場合がある。
  

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