一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

イギリス 企業・政府の気候変動対策を後押し 2008年以降の排出枠オークションについても協議

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.01.10 【情報源】イギリス/2007.12.19 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は、12月19日、CO2排出削減に取り組む企業に対して規制を簡素化する提案、また、政策決定に当たって炭素価格をさらに重く見るよう求める政府のエコノミストの提案を公表し、意見の募集を開始した。
 規制の簡素化に関する協議文書は、規制の重複を無くし、合理化することを提案するもので、企業のコストを削減し、排出削減に取り組みやすくなるよう後押しする。排出削減に取り組みたいが、既存の規制が複雑で混乱している という産業界からの要望に応えたものである。
 また、政府のエコノミストによるペーパー「炭素の社会的費用と炭素のシャドープライス」は、政府のあらゆる政策や事業について、CO2排出増・排出減に関する評価を引き上げるもの。様々な政策オプションについて排出への影響を評価する際に用いる炭素価格(シャドープライス)を、スターンレビューに沿って、これまでの評価から2050年時点で67%引き上げる。これは環境分野の政策だけでなく、運輸、建設、インフラ整備などあらゆる政策分野に適用される。
 さらに、同省は12月21日、EU排出量取引制度の第2フェーズ(2008〜2012年)に実施される、排出枠のオークションに関する協議文書を公表した。イギリス政府は排出枠の7%(5年間でCO2 850万トン分)をオークションにかける方針。協議文書では、オークションを四半期ごとに実施すること、統一価格モデルを使用することなどが盛り込まれている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク