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環境ニュース[海外]

イギリス 製品・サービスのCO2排出量算出のための「規格」を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.11.06 【情報源】イギリス/2008.10.29 発表

 英国規格協会(BSI)、カーボントラスト、イギリス環境・食糧・農村地域省は、企業が各製品やサービスのカーボンフットプリントを評価するための新たな規格「PAS2050」を発表した。
 これは、資源採取から、製造、流通、消費、廃棄まで、製品やサービスのライフサイクル全体を通して、温室効果ガス排出量を計算する方法を示すもの。企業が、製造段階に留まらず、全体的な排出量を管理し、最終的には、カーボンフットプリントの少ない製品やサービスを開発するのに役立つと期待される。
 カーボントラストでは、コカコーラ社、ダノン社、クアーズ・ブリューワーズ社など幅広い企業の75種類の製品について、「PAS2050」のパイロット試験を既に実施。その結果、例えば、ブーツ社では植物性シャンプーの流通方法を改善し、製造元から直接店頭に運搬することでカーボンフットプリントを10%削減するなど、成果が見られたという。環境・食糧・農村地域省も約100種類の食品を対象に「PAS2050」の試験を実施した。
 企業にとっては、どの段階でCO2が排出され、どこで削減できるのかが見えるようになることで、経費の削減にもつながる。また、この規格により、自社製品に伴うCO2排出量について、透明性・信頼性の高い情報を消費者に提供できるようになるという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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