林野庁「森林整備保全事業計画案」を公表　意見募集開始

【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2009.02.13 【情報源】林野庁／2009.02.13 発表

　林野庁は平成21年2月13日、「森林整備保全事業計画案」を公表し、この案について21年3月13日まで意見募集を行うことにした。
　「森林整備保全事業計画」は15年の森林法改正により新たに規定された計画で、公共事業長期計画である従来の「森林整備事業計画」を拡充し、土留、治山ダムの設置など森林保全目的の治山事業に関する事項が加えられている。
　今回示された計画案は21年度から25年度までを対象期間とし、[1]国民が安心して暮らせる社会の実現、[2]森林と人とが共生する社会の実現、[3]循環を基調とする社会の形成への寄与、[4]活力ある地域社会形成への寄与−−の4点を基本的視点としながら、実施目標や目標達成状況を測定する成果指標を設定したほか、森林整備事業事業、治山事業など事業分野別の具体的取組み内容、主な事業量を規定している。
　また4つの視点による目標の他にも、京都議定書による日本のCO2削減目標である「90年比6％削減」のうち、3.9％（1,300万炭素トン）分を森林経営により得られたCO2吸収量分で確保することを別途目標に掲げている。【林野庁】