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環境ニュース[海外]

欧州で手付かずの自然はわずか1% 保護強化が必要

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2009.02.16 【情報源】EU/2009.02.04 発表

 人間活動によって著しく改変されていない原生的な自然は、欧州全域のわずか1%に過ぎず、これを将来に残していくために、あらゆる手を打たなければならない とする報告書が欧州議会で採択された。この報告書は、ハンガリー選出の欧州議会議員、Gyula Hegyi氏によるもの。
 報告書では、地球温暖化の影響から、原生的な自然を保護していく重要性を強調。こうした地域をマップ化し、地球温暖化の脅威を追跡できるようにすべきだと提案する。また、厳正自然を損なわないような「責任ある観光」を呼びかけるとともに、厳正自然を守るためにEUの自然保護地域ネットワーク「ナチューラ2000」を一層、活用するよう求めた。
 また、欧州域内の既存の保護地域を資金面でさらに支援すること、農地などに利用されている地域の「再自然化」などを提案している。
 なお、欧州域内最大の自然保護地域は、スウェーデンとフィンランドの北部にある。一方、国土面積に占める保護地域の割合が高いのは、スロベニアとブルガリアである。【欧州議会】

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