トキの放鳥　今年は9月29日に20羽程度

　環境省は、平成21年9月29日に佐渡市新穂正明寺地内のビオトープで、20羽程度のトキを放鳥すると発表した。
　今回は、仮設ケージで一定期間飼育した後に放鳥する「ソフトリリース」という放鳥方法で行われる。
　現在野生復帰ステーションで訓練中の18羽と、訓練を行わない2羽の、合計20羽程度が放鳥される予定。
　なお、昨年は10羽（オス5羽、メス5羽）が放鳥され、8月3日現在、オス4羽が新潟県佐渡市で、メスが新潟県糸魚川市、富山県黒部市、新潟市で各1羽確認されているが、メス1羽は昨年12月14日に死亡が確認され、残りのオス1羽とメス1羽は現在行方不明。
　また、平成21年8月3日現在の国内のトキ飼育個体数は、佐渡トキ保護センターの105羽、同センター野生復帰ステーションの38羽、多摩動物公園の14羽の合計153羽となっている。【環境省】