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環境ニュース[国内]

除草剤耐性ワタなど5件 カルタヘナ法に基づき遺伝子組換え生物使用承認へ 意見募集開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.11.11 【情報源】環境省/2009.11.11 発表

 環境省と農林水産省は、環境中への拡散防止策をとらずに使用する遺伝子組換え生物(カルタヘナ法の第1種使用に該当する)の承認申請5件について、学識経験者の意見も踏まえて生物多様性への影響がないとして承認する方針を決めたことについて、パブリックコメントを募集すると発表。意見の受付期間は、平成21年11月11日から12月11日まで。
 カルタヘナ法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。
 今回意見募集を行う案件は、バイエルクロップサイエンス(株)が申請した(一)「除草剤グルホシネート耐性及びチョウ目害虫抵抗性ワタ(改変bar, cry2Ae, Gossypium hirsutum L.)(GHB119,OECD UI: BCS-GH005-8)」、(二)「除草剤グルホシネート耐性及びチョウ目害虫抵抗性ワタ(改変bar, 改変cry1Ab, Gossypium hirsutum L.)(T304-40,OECD UI: BCS-GH004-7)」、(三)「除草剤グリホサート耐性ワタ(2mepsps, Gossypium hirsutum L.)(GHB614,OECD UI: BCS-GH002-5)」と、日本モンサント(株)が申請した(四)「除草剤グリホサート及びグルホシネート耐性トウモロコシ(改変cp4 epsps, pat, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis)(NK603×T25, OECD UI: MON-00603-6×ACS-ZM003-2)」と、シンジェンタシード株式会社が申請した(五)「耐熱性α−アミラーゼ産生並びにチョウ目及びコウチュウ目害虫抵抗性並びに除草剤グルホシネート及びグリホサート耐性トウモロコシ(改変amy797E, 改変cry1Ab, 改変cry3Aa2, pat, mEPSPS, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis)(3272×Bt11×MIR604×GA21, OECD UI:SYN-E3272-5×SYN-BT011-1×SYN-IR604-5×MON-00021-9)(3272, Bt11, MIR604及びGA21それぞれへの導入遺伝子の組合せを有するものであって当該トウモロコシから分離した後代系統のもの(既に第一種使用規程の承認を受けたものを除く。)を含む。)」−−の5件。
 学識経験者からの意見聴取の結果では、いずれも生物多様性への影響がないとされており、環境省と農林水産省では今回の意見募集の結果で問題がみつからなければ、基本的に使用を承認する方針。
 意見は郵送、FAX、電子メールにより受付けている。意見提出方法の詳細はプレスリリースの意見募集要項を参照のこと。【環境省】【農林水産省】

○宛先
 環境省自然環境局野生生物課 外来生物対策室
 〒100−8975 東京都千代田区霞が関1−2−2
 FAX:03−3504−2175
 e-mail:bch@env.go.jp

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