一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

イギリス 新たな河川管理プランを発表

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2010.01.08 【情報源】/2009.12.22 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省とウェールズ議会政府はイングランドとウェールズの10の河川に関する河川管理計画(RBMP)を発表した。河川管理計画は、EUの水枠組み指令の下、水質の悪化を防止するため、全EU加盟国に対して2009年12月22日までに作成することが義務付けられていた。計画では、湖、河川区間、河口、沿岸など、それぞれの地域で水質を良好な状態に保つ方法が示されている。
 なお、河川管理計画では、イングランドのこれまでの水質評価の方法と違って、生態学的・化学的な検査を伴うヨーロッパ共通の基準を使う。これまでの評価方法では水質は改善傾向にあったが、新しい評価方法はさらに大きな挑戦となる。
また、ベン環境大臣は、環境庁に対して100万ポンドを支援し、今後3年でイングランドの水質調査を行うこと、農家に対して750万ポンド(50%増)を増援し、農業用水の汚染対策を行うことを明らかにした。
 なお、イングランドやウェールズの河川は改善を続けており、多くの川で、産業革命以降初めて、カワウソやサケなどが戻ってきている。一時はヨーロッパで一番汚染のひどかったといわれるメーシー川でもサケが帰ってきている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク