ドイツ グリーン IT フォーラムが開催

【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2010.02.02 【情報源】／2010.01.22 発表

　ドイツ連邦環境省のハイネンエッサー政務次官は、1月22日、ベルリンで開催された「グリーン IT フォーラム」に出席し、開幕の挨拶を述べた。環境省は、エネルギー効率、資源効率の高い情報技術を促進するために、重点助成プログラム「ITをグリーンに（IT goes green）」として2500万ユーロを用意している。ハイネンエッサー政務次官は、「多くの利用者は、革新的技術を持つITやその支援の可能性についてあまり知らない。『グリーン IT フォーラム』を通じて、この状況を変えていきたい」と述べた。
　重点助成プログラム「ITをグリーンに」により、連邦環境省は、環境に配慮した情報通信機器の導入と普及を支援している。特に、エネルギー効率や資源効率の高い電算機センターのインフラ整備、ハードウェアやソフトウェアといったIT技術を用いた問題解決策、シンクライアントの導入などが対象となる。
　なお、「グリーン IT フォーラム」は、連邦環境省が、ドイツ復興金融公庫グループやドイツ情報経済・テレコミュニケーション・ニューメディア連盟（BITKOM）とともに、これらの技術や助成について、情報を普及するために設立したもの。フォーラムには、経済助成関連組織の他に、グリーンITイニシアチブ、ドイツ手工業連盟、国、州、地域レベルの商工会議所等が加盟している。【ドイツ連邦環境省】