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環境ニュース[国内]

国連10億本の植樹キャンペーンにインドが参加 植樹数100億本を突破

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.03.09 【情報源】/2010.02.25 発表

 インドのシャルマ環境・森林大臣は、2月25日、インドが国連環境計画(UNEP)の「10億本の植樹キャンペーン」に参加すると発表した。インドは2007年から20億本の植樹を行っており、これを加えると、キャンペーンの世界全体での植樹本数は100億本を突破することとなった。
 インドはアジアで急成長を遂げる国の一つで、森林にかかる社会経済的な圧力は相当なものだが、インド政府は積極的に解決策を見出そうとしている。アジア(主に中国とインド)で植林された森林の3分の1は、環境保護が目的とされる。また、インドでは、土壌劣化や沙漠化の防止、農地周辺の防風林として植樹を行うシステムが導入されている。さらに、公有林を森林以外の用途に使用する場合には、森林以外の土地や劣化した土地に植林を行って補償する「補償植林プログラム」を打ち出している。
 「10億本の植樹キャンペーン」は、2006年11月に、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏やモナコのアルバートU世王子らの呼び掛けにより、世界アグロフォレストリーセンターと共同で開始された。世界170カ国の市民が参加しており、これまでこのキャンペーンで最も多くの植樹を行ったのは中国(26億本)、次いでエチオピア(14億本)、トルコ(約7億本)となっている。【UNEP】

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