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環境ニュース[国内]

2009年国連ゴリラ年が大きな成果

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.03.19 【情報源】/2010.03.11 発表

 2009年は、国連のゴリラ年。1年間、多くの記事やインタビュー、講演会、映画を通して、絶滅の危機に瀕しているゴリラの状況について、普及啓発が図られた。また、ゴリラを絶滅から救う現地プロジェクトのために10万ユーロが集められた。一連の普及啓発キャンペーンや教育キャンペーンは、移動性野生生物種の保全に関するボン条約が先導して行った。
 現在、ゴリラは、農業の拡大、鉱山事業、天然資源の採掘、紛争、狩猟などによって、生息地が破壊され、絶滅の危機に瀕している。コンゴ東部では、違法な石灰の採取を削減するキャンペーン、また、ナイジェリアとカメルーンの国境地帯にあるクロスリバーでは、ゴリラの密猟を取り締まる地域プロジェクトなどが実施された。
 ボン条約のムレマ事務局長は、「画期的なゴリラのプロジェクトへの支援とともに、国連のゴリラ年は、永久に残る遺産を創り上げた。ゴリラの保全は、生息地を守るだけでなく、地球温暖化や貧困といった大きな課題に対処することにもなる」とコメントしている。【UNEP】

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