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環境ニュース[海外]

ドイツ 野生動物の生息空間の再ネットワーク化に関する会議を開催

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.04.23 【情報源】ドイツ/2010.04.13 発表

 ドイツ連邦環境省は、4月13日、ドイツ自動車連盟(ADAC)と共同で、野生動物の生息空間の再ネットワーク化をテーマにした会議を開催した。
 ドイツにおける道路網の密度は、ヨーロッパ内で最も高い状況である。これは、野生動物の生息空間の分断をもたらし、さらに、野生動物の道路横断による事故の多発をもたらしている。動物の道路横断により、毎年、ドイツでは3000人以上の人々が事故で負傷しており、20人以上の人々が死亡している。ドイツ狩猟保護連盟の計算によると、動物との衝突は、毎年、少なくとも25万回であり、5億ユーロの損害をもたらしているという。
 また、生息空間の分断が増加することにより、生物多様性も高い危機にある。会議では、連邦自然保護庁の委託により実施された、ドイツにおける生息空間の道に関する研究結果が紹介され、ドイツにおける野生動物の生息空間の重要な道に関する情報が紹介された。これらの道の再ネットワーク化については、現連邦政府の連立協定に含まれており、現在、連邦環境省と連邦交通省が共同で再ネットワーク化についての連邦プログラムを作成している。連邦プログラムでは、交通計画や交通インフラへの投資、自然保護、都市計画、研究、意識改革、国際協力といったドイツ国内とヨーロッパ内における生物多様性のネットワーク化に関する多様な観点について取り組んでいる。
 野生動物の道路横断の支援への投資はは、重要な取り組みであり、2010年の交通予算では、これらの対策は、予算法に基づく条件となっている。また、第2次景気支援策において、道路を横切る「緑の橋」に対し、2011年までに約5900万ユーロが投じられることが決まっている。【ドイツ連邦環境省】

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