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環境ニュース[国内]

アメリカエネルギー省(DOE)、連邦政府ビルの「クール・ルーフ」推進策を発表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.07.29 【情報源】/2010.07.19 発表

 アメリカエネルギー省(DOE)は、DOEはじめ連邦省庁ビルの「クール・ルーフ」推進策を発表した。クール・ルーフは、建物の屋根に明色の素材や特殊な塗装剤を使い、太陽熱を効率よく反射させて建物の環境性能向上を図るもので、ワシントンのDOE本部ビルでも今夏、設計に着手する。すでにDOEの国家核安全保障庁(NNSA)では、屋根200万平方フィートをクール・ルーフ化し、エネルギーコストを年50万ドル節約している。
 アメリカは2020年までに温暖化ガス排出量28%削減を目標としており、DOEでは、クール・ルーフ推進はその手段としてきわめて容易で安価な方法だとし、導入を検討しているビルのため、適切な屋根素材などを示した指針も発表している。
 都市では面積の50〜65%を屋根と舗装道路が占めており、ヒートアイランド現象の大きな原因とされる。クール・ルーフにより、ヒートアイランド現象が緩和され、冷房費の節約、炭素排出削減が可能になる。研究者によると、世界中の都市の屋根をクール・ルーフに、道路をクール舗装にすれば、世界全体の炭素排出量2年分に相当する加熱効果を相殺しうるという。【アメリカエネルギー省】

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