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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、中国の砂漠化防止緑化プロジェクトで植林

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.08.04 【情報源】企業/2010.07.24 発表

 トヨタ自動車は、中国・北京首都圏近くまで拡大する砂漠化を防ぐ日中共同プロジェクトの一環として、河北省で植林を実施した。トヨタの中国総代表をはじめ、日本、中国のトヨタ関連事業会社から90人のボランティアが参加。アブラマツを約650本植樹した。

 この日中「21世紀中国首都圏環境緑化モデル拠点」共同事業は、北京の北約180kmにある天津の水源地で、近年、北京を襲う砂嵐の発生源の1つになっている河北省豊寧満族自治県の緑化を図る。トヨタのほかNPO(非営利組織)、河北省林業局や、中国科学院が取り組んでいる。

 2001年から10年計画で始まり、第1期の2001〜2003年度には1500haを植林、第2期の2004〜2006年度は1000haを植林した。同時に砂漠化の主な要因であるヤギの過放牧対策として、乳牛飼育を導入して植生を保護。2007〜2010年度が第3期で、500haの植林と、緑化活動の定着化、他の地域での展開に向けて体制をつくる計画だ。これまでの9年間で、東京ドーム617個分に相当する計2888haに370万本の木を植えた。

 トヨタはこのプロジェクトの各期に1億5000万円を出資、総額は4億5000万円に上る。毎年1回、日中の関連各社からボランティアを募って木を植えてきた。トヨタは中国での社会貢献に力を入れ、環境保護の分野では、砂漠化防止に向けた緑化活動のほか、「中国青年トヨタ環境保護賞」を設立し、環境保護活動をサポートしている。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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