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環境ニュース[国内]

平成22年度田園自然再生活動コンクールの受賞団体決定

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2010.10.04 【情報源】農林水産省/2010.10.01 発表

 農林水産省は、「平成22年度田園自然再生活動コンクール」の受賞団体を平成22年10月1日発表した。
 農業は農作物の生産という機能のほかに、田んぼや水路、ため池などにさまざまな生きものを育み、農村の自然を形成する機能をあわせもっている。
 このコンクールは農業・農村がもつ豊かな自然の保全・再生をめざして農家と地域住民、NPOなどが協力して行っている優れた取組みを表彰し、その成果を広く紹介することによって、農村地域の自然環境に対する理解を深めるとともに、このような活動の拡がりにより、自然と共生する農村づくりを推進することを目的としている。
 今回は、全国41都道府県から109団体の応募がり、千葉県野田市の「株式会社 野田自然共生ファーム」が農林水産大臣賞に選ばれた。
 その他、農林水産省農村振興局長賞、環境省自然環境局長賞、子ども生きもの賞、パートナーシップ賞、オーライ!ニッポン賞がそれぞれ1団体づつ選ばれた。
 農林水産大臣賞に選ばれた株式会社 野田自然共生ファームでは、都市近郊で乱開発の懸念が生じていた耕作放棄地を含む90haの大規模な谷津田空間を、自然環境の豊かな場所として再生するため、耕作放棄地や周辺林地を取得して、農地や水路を復旧し保全管理するとともに、生きものと共生する米づくりに取り組んでいる。
 なお、受賞団体の表彰式は、平成22年10月18日に東京都渋谷区代々木の国立オリンピック記念 青少年総合センター カルチャー棟で開催予定の「平成22年度 田園自然再生セミナー」において実施する予定。【農林水産省】

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