一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

国連環境計画、国際防災の日にあたり、自然災害防止における生態系の重要性に関するハイレベルフォーラムを開催

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2010.10.29 【情報源】国連/2010.10.13 発表

 国連環境計画(UNEP)は国際防災の日の10月13日、スイスのジュネーブでハイレベルフォーラムを開催した。このフォーラムは、森林や流域の適切な管理が自然災害リスク軽減に果たす重要な役割への認識を高め、自然災害に強い都市や自治体の構築を促すことを趣旨としたもの。森林破壊が進み、洪水や地滑りに対して脆弱なハイチで2008年、四度の暴風雨により膨大な数の人命や財産が失われ、フィリピンやメキシコでも森林劣化に関連して鉄砲水が頻発しているように、環境悪化が災害リスクの一因であることは明らかである。世界で自然災害の影響を受けた人はこの10年間だけで250万人にのぼり、その97%が気候や水に関連すると推定されている。フォーラムでは、森林や河川流域が、農村や都市を自然災害からいかに守っているかが論じられた。特に、森林が自然災害軽減に果たす機能は過小評価されており、災害防止にあまり活かされていない。今回のフォーラムは環境が災害リスク軽減に果たす役割について普及啓発を図り、その軽減に際して国や地域が直面する課題について論じる貴重な機会となったという。【国連環境計画(UNEP)】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース