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環境ニュース[国内]

東京ガス・荏原製作所など、工場内の未利用温水を蒸気に

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.11.09 【情報源】企業/2010.11.05 発表

 東京ガス、ガス機器メーカーのガスター(神奈川県大和市)、業務用空調熱源製造の昭和鉄工(福岡市東区)の3社は、潜熱回収型の高効率給湯器と高効率貯湯槽を一体化した業務用のガス給湯システム「タフセーバー」を開発し、11月10日に販売を始める。省エネ運転制御によって一次エネルギー自然エネルギー)を約20%、CO2排出量を約21%削減する。

 潜熱回収型の給湯器は、これまで外気に捨てていた熱を効率的に回収する仕組みで、タフセーバーでは、熱効率を従来の80%から95%に向上させた業務用給湯器を採用した。貯湯槽には、対流による温度低下を防ぐ温度境界層をつくることで、給湯に利用できる高温水が従来機比で30%以上増加する貯湯槽を使った。

 給湯循環による放熱ロスを最小限にするポンプ制御や、時間帯別の貯湯量コントロールなどの省エネルギー運転制御システムも搭載した。給湯器と貯湯槽を一体化したことで、現場での配管工事やポンプ制御システムの組み込み作業が不要となり、施工の手間やコストが削減できる。設置スペースも約4割小さくなる。

 タフセーバーは、毎分50Lの水を25℃昇温する能力の給湯器1〜6台と、貯湯容量1〜4tの貯湯槽を組み合わせた全9機種をそろえ、価格は661万500円から。ビジネスホテル、フィットネスクラブ、福祉施設、温浴施設など給湯需要が大きい業種向けに販売する。2010年度は全国で50台(うち東京ガスが30台)、2011年度以降は年間300台(同150台)の販売を目指す。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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