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環境ニュース[国内]

大西洋クロマグロ 2011年の漁獲割当量決まる ICCAT第17回特別会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.11.29 【情報源】水産庁/2010.11.28 発表

 水産庁は、2010年11月17日から27日まで、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第17回特別会合(年次会合)がパリで開催されたと発表。
 今回の会合ではクロマグロの保存管理措置とメバチの保存管理措置について議論が行われた。
 このうち、クロマグロの保存管理措置については、東大西洋クロマグロについて、2010年の総漁獲可能量(TAC:Total Allowable Catch)13,500トンから、2011年は12,900トンに削減すること。科学委員会の助言に従いTACの変更が行われるまで継続。日本の漁獲枠は、1,148.05 トンから2011年は1,097.03トンに削減することで合意。保存管理措置の各国の遵守確保の強化ため、漁業国及び蓄養国がクロマグロの尾数及び重量が正確に確認できない場合のクロマグロの放流の義務づけること及び来年のクロマグロの漁期前に開催されるICCAT遵守会合において、各国の遵守計画をレビューし、監視取締措置が不十分と判断された場合、操業を認めないことを決定した。
 東大西洋クロマグロについては、2010 年の総漁獲可能量(TAC)1,800 トンから、1,750トンに削減(2011年及び2012年)することとし、日本の漁獲枠は、311.02トンから301.64トンに削減することで合意。科学委員会が、幼魚加入の急激な減少など、西大西洋クロマグロ資源の崩壊の危機を認めた場合の漁業停止義務を規定した。
 また、メバチの保存管理措置については、現在の良好な資源水準を将来にわたり維持するため、科学委員会の助言に従い、2011年の各国の漁獲枠を削減(TAC85,000 トン、我が国の漁獲枠は、24,000 トンから23,611トンに削減)すること。日本から中国に3,000を移譲することで合意した。【水産庁】

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