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環境ニュース[国内]

アメリカ研究者ら、熱帯林の生物多様性とその資源利用は両立できるとの研究結果を発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.04.06 【情報源】/2011.03.24 発表

 アメリカのミシガン大学の研究チームは、熱帯林生物多様性保全と、その地域住民の生活を支える森林資源の利用は両立でき、そのためには、地域の森林利用者やコミュニティが参加する森林管理システムが有効であるとの調査結果を『サイエンス』誌上で発表した。生物多様性保全とその利用は相容れないものととらえる従来の一般論とは相反する結果となった。森林は生物多様性の宝庫であり、地域住民の生活の基盤でもある。この調査は、生物多様性と、森林を基盤とする生活の両方を豊かにする、社会・生態学・管理上の要因を探る初の調査で、東アフリカと南アジアの6カ国84ヵ所から収集したデータを基にしている。その結果、地域の森林利用者やコミュニティの情報・アイデアを森林管理に採用すると、森林の成長が促され、生物多様性と地域住民の生活が共に向上する可能性があることがわかった。また、その可能性は地域社会が森林管理で正式な役割を保持している場合に高く、森林の利用・管理のルール作りへの地域参加を認める政策の重要性が示唆されたという。研究チームは森林管理が熱帯林の持続可能性のカギであることを強調し、専門分野の枠にとらわれない学際的研究が必要としている。【アメリカ国立科学財団】

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