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環境ニュース[国内]

国環研 自然生態系による炭素収支量の現状把握に関する研究成果を公表

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2011.04.18 【情報源】国立環境研究所/2011.04.14 発表

 国立環境研究所は、名古屋大学大学院環境学研究科の佐々井 崇博助教と同研究所の三枝 信子地球環境研究センター陸域モニタリング推進室長を中心とする研究グループが国内の複数大学及びNASAとの共同で実施した、日本域の自然生態系における炭素収支量の1km解像度の解析結果を公表した。
 公表によると、この研究では、二酸化炭素収支量の現状把握を正確に実施するため、観測データに基づく新たな推定手法を開発、地表面の情報を捉える衛星観測データを複合利用することによって、時々刻々と変化する陸域生態系の活動を把握した。その結果、これまで盛んに行われてきた解像度の粗い解析の結果とは大きく異なったことから、日本のような複雑な地形・被覆の地域では少なくとも1km程度の解像度が必要であることが指摘されたとしている。
 国立環境研究所では、今後地理情報システムと組みわせることで、地域毎の炭素収支量の特徴や気象変化・土地利用変化との関係が明らかになり、行政区分ごとの二酸化炭素収支量の評価や管理に貢献するとの期待を示している。【国立環境研究所】

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