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環境ニュース[海外]

ドイツ 人工日光装置に対するより厳格な基準導入へ

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2011.07.21 【情報源】ドイツ/2011.07.06 発表

 ドイツ連邦内閣は、人工日光浴装置によって生じる健康上のリスクを最小限にすることを目的にした政令を承認した。2009年以降、世界保健機関の下に設置されている国際がん研究機関は、紫外線を最も高いがんリスクグループに位置づけている。皮膚がんは増加しており、対策の必要が求められており、一定年齢以下の若者に対しては、2009年8月以降、人工日光浴装置の利用が禁止されている。
 新令により、日焼けサロンの運営者には、装置からの最低距離、緊急停止装置の導入、紫外線防止めがねの用意、欧州法と一致した全ての人工日光浴装置に対する最大照射度の遵守など、新しい品質基準と安全が要求される。調査では、一部の日焼けサロンにおいて、赤道直下の昼の照度の3倍に相当する量の照度が提供されていることが明らかになっている。今後、日焼けサロンには、資格を持った人員の配置と、さらに顧客に対する照射時間と照度に関するアドバイスの提供が求められる。
 新令は、資格を持った人員の配置については16ヶ月後、その他の部分については、新令公開後6ヶ月後に施行する。【ドイツ連邦環境省】

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