大日本印刷、企業がCSR活動の一環で実施する出前授業のサポートサービスを開始

【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.03.19 【情報源】企業／2012.03.14 発表

　大日本印刷は、企業がCSR活動の一環として実施する出前授業をサポートするサービスを始める。方針の策定から、授業カリキュラムの開発・オリジナル教材の制作、講師の育成、授業の運営代行まで総合的に支援する。併せて、企業のウェブサイトやCSR報告書での効果的な事例紹介、広報活動への活用など、出前授業で必要になる業務を一括して提供する。

　企業活動の中でCSRが重要視される中、小・中学校に出向いて事業、技術・サービス・商品や、環境への取り組みなどをテーマに講義をする出前授業の事例が増加している。その一方で教育機関の方針や授業計画に合わないことから学習成果に結びつかないケースもあり、出前授業を展開する際の業務負担や、企業ブランディングの向上につながらないことも課題になっていた。

　大日本印刷はこれらの問題の解決に向け、サポートサービスを通して教育機関に求められる出前授業の実現と、企業ブランドを効果的に高める施策を提供する。サポートサービスには企業研修支援サービスの経験を応用するとともに、教育CSR専門のコンサルティング会社と提携し、カリキュラム開発のノウハウや教育機関とのネットワークを生かして企業の要望に応える。

　企業と学校のニーズに合わせて出前授業の実行計画を策定した後、児童・生徒を交えた評価検証授業でカリキュラムを事前評価して改善。カリキュラムに基づいて講師や運営スタッフを育成すると同時に、出前授業の候補校を選出し、講師やスタッフを派遣して運営する。年間10億円の売り上げを目標にした。サービスを紹介するセミナーを4月13日に東京・五反田で開催する。【大日本印刷（株）】