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環境ニュース[国内]

JR東日本、車内照明を初めて全LEDにした通勤形車両新造、埼京線と横浜線に導入

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.04.12 【情報源】企業/2012.04.10 発表

 JR東日本は、電車内の照明を同社で初めて全てLED発光ダイオード)にした「E233系」と呼ぶ通勤形の車両を新たに製造し、埼京線と横浜線に導入する。従来の蛍光灯車両と比べ、消費電力を大幅に削減して走行できる。現在両線で走行している「205系」から定員も1割増やし、混雑の緩和を図る。

 首都圏で順次進める通勤・近郊型電車の新型車両への取り換えの一環。埼京線は2013年度から、横浜線は2014年度から運転を始める。埼京線車両は埼京線の大崎−大宮のほか、川越線の大宮−川越、東京臨海高速鉄道の大崎−新木場で運用。横浜線車両は横浜線の東神奈川−八王子と、京浜東北・根岸線の東神奈川−大船でも運用する。

 埼京線用は10両編成を31編成・計310両、横浜線用は8両編成を28編成・計224両造る。車内の照明をオールLEDにすることで、蛍光灯の約6割の消費電力量に抑えることができるうえ、現在の205系と比べると、約7割の消費電力で走行が可能になる。定員は205系の埼京線1424人、横浜線1136人に対し、それぞれ1564人、1244人に増やす。

 E233系は、中央線快速への2006年度の導入を皮切りに、京浜東北線、常磐線の各駅停車、京葉線、東海道線に投入された通勤・近郊形車両。故障への強さ、人への優しさ、情報案内と性能の向上が特長になっている。埼京線用と横浜線用の製造では、これらに加え、車内の照明をLEDにすることで消費電力を抑制することにした。【東日本旅客鉄道(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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