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環境ニュース[国内]

凸版印刷、特典の付与による電力ピークオフと経済効果の実証実験を北九州で実施

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2012.06.27 【情報源】企業/2012.06.22 発表

 凸版印刷は、特典を付与することによる電力ピークオフと経済効果の実証実験を北九州市で実施する。経済産業省が進める「次世代エネルギー・社会システム実証」の地域として同市が中心になって展開する「北九州スマートコミュニティ創造事業」の一環となる。環境配慮型の街づくりを推進する八幡東区東田地区を対象に8月から2013年3月までの実施を予定する。

 電力需給が逼迫した際に、経済的なインセンティブを付けることで現れるピークオフ効果を調べるとともに、経済効果を含む最適な特典について検証することが狙い。住民が電力系統や環境、地域に貢献する行動をした場合、割引サービスやポイントなどの特典を提供する仕組みで、家庭の電力使用量の削減と地域活性化を目指す。

 電力ピーク時間に利用できる商業施設などの情報を配信し、ピーク時間帯の外出と経済活動を促す。スマートメーター(次世代電力量計)を設置している約200世帯に向け、タイムセール用のクーポンなどの配布を計画している。実験地域の東田地区では官民協働でさまざまな環境施策を展開し、標準的な街区と比べ、既にCO2排出を20%削減している。

 凸版印刷は実証実験の結果を、効率的なエネルギー管理システムの開発・事業化に活用する。北九州スマートコミュニティ創造事業は、工場群からの排熱や水素の利用、建物間の電力融通など、地域のエネルギーの有効活用を図り、併せて、地域のエネルギー需給状況に応じて電力料金を変動させる試みを実施し、家電機器などの制御にも取り組む。【凸版印刷(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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