一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EU 外来種に関するヨーロッパ情報ネットワークを開設

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2012.09.24 【情報源】EU/2012.09.14 発表

 欧州委員会は、共同研究センター(JRC)が、「外来種に関するヨーロッパ情報ネットワーク(EASIN)」を開設したことを公表した。これは、アルプス地域に生息する外来種の植物種の数やドナウ川流域に誤って、または意図的に放流された動物種の数など、現在、ヨーロッパ全域に生息する16000種の外来種に関する様々な情報を集積したものであり、侵略的外来種による危害を制限するための重要な取り組みとなるものである。侵略的外来種は、生物多様性や自然資源に対して危険な影響を与えるもので、年間の経済的影響は、120億ユーロになると推計されている。EASINは、40以上のオンラインデータバンクにおいて登録されたデータの索引により、外来種の集計や分類分けを容易にしており、ユーザーは、外来種分布の表示だけでなく、内陸地や海洋といった場所や生物上の分類など多様な基準ごとに選別することが可能である。EASINの中心であるカタログには、現在、16000種が記載されている。さらにユーザーは、外来種に関するジオリファレンス情報を、地球規模生物多様性情報機構(GBIF)や侵入生物ネットワーク(GISIN)などのオンラインデータバンクで取得し、地図上で表示することができる。EASINの利用は、無料である。【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース