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環境ニュース[国内]

大和ハウス工業、今夏の節電で関電地域で33.6%削減を達成、全国では21.1%削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.09.27 【情報源】企業/2012.09.21 発表

 大和ハウス工業は、今夏の節電で、電力不足が懸念された関西電力地域で猛暑だった2010年比33.6%削減を達成した。全国では同21.1%の削減となり、各電力会社地域で政府の節電要請値の「+5%」と厳しく設定した社内目標を上回った。関西電力地域では、政府の10%削減要請に対して社内目標は30%としたが、リチウムイオン蓄電池の重点的な導入でクリアした。

 7月2日〜9月7日(北海道電力地域は7月23日〜9月14日)に、大和ハウスは各電力会社地域別に節電目標を設定。関西電力地域以外では、数値目標が7%の北海道は12%、5%の四国は10%、10%の九州は15%と定めた。その結果、北海道は18.3%、四国は27.6%、九州は22.4%削減。数値目標がない東北、東京、北陸、中部、中国、沖縄は5%を目指し、15.0〜21.6%削減した。

 事務所では、4月から全国のグループ事業所約200カ所に、容量2kWhのリチウムイオン蓄電池を1000台、計2MWh(2000kWh)分導入してピークシフトを実施。関西電力地域には646台を配置した。照明は、天井照明を間引いて照度を抑え、作業用に必要な照度を確保する方法を採用した。電力需要の「見える化」も合わせ、事務所全体で32.4%、関西では37.3%削減できた。

 工場は、全国で省エネ改善や電力需要の「見える化」を実施したほか、一部に自家発電機やエンジン式のコンプレッサー(圧縮機)を導入し、全体で15.5%、関西で31.7%削減。ショッピングセンターでは、共用部の照明をLED発光ダイオード)にしたり、設備の効率運転や一部停止、空調の28℃徹底、テナントへの協力要請などを行い、全体で22.9%、関西で28.9%削減した。【大和ハウス工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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