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環境ニュース[海外]

第3回国際化学物質管理会議、途上国の化学物質管理のための基金延長を決定

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2012.10.10 【情報源】国連/2012.09.21 発表

 第3回国際化学物質管理会議(ICCM3)は、2012年に期限が切れるクイック・スタート・プログラム(QSP)信託基金を2015年まで延長することを決定した。QSPは、2006年に採択された「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)」を実現するための手段のひとつで、途上国の化学物質管理のため、初期活動を支援するもの。これまで、105か国の146プロジェクトに対し3100万ドル以上を提供してきた。経済発展や生活向上のため化学製品の使用が増加している途上国では、持続可能でない化学物質管理によるリスクが高まっていることから、2002年ヨハネスブルグ実施計画の「2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されるようにする」との目標を達成するには、途上国の化学物質管理への支援が不可欠だとし、長期間の資金提供が重要との認識で一致した。持続可能な適切で利用しやすい資金提供の確保に向けた支援を目指す。ICCM3はまた、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)のリスクへの理解を深め、SAICMの新規課題として取り組んでいくことで同意した。【国連環境計画(UNEP)】

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