一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

住友商事・三菱重工業、インドネシア・ジャカルタ近郊鉄道の電化・複々線工事受注

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.15 【情報源】企業/2012.10.10 発表

 住友商事と三菱重工業は、インドネシアの首都ジャカルタ近郊の幹線鉄道を電化して複々線にする工事を受注した。日本政府からインドネシア政府に供与される特別円借款で実施する鉄道プロジェクトで、プロジェクトの一部17kmを対象にインドネシア運輸省鉄道総局と契約した。受注額は総額約210億円になる。2016年末の工事完成を見込む。

 プロジェクトは、ジャカルタ中心部のマンガライ駅から東に進むブカシ線のマンガライ−ブカシ−チカラン区間を電化・複々線にする内容。インドネシアの鉄道で最重要案件になっている。マンガライ−ブカシの15kmで長距離線と通勤線が共用する線路を分離して運行を効率化するとともに、ブカシ−チカランの17kmで通勤鉄道を延伸して電化する。

 住友商事と三菱重工はこのうち、日系企業を中心にした工業団地や住宅開発で輸送需要が増大するブカシ−チカランの工事を受注した。区間内の電化、既設信号の置き換え、変電所建設に加え、マンガライ駅の架線改良を手掛ける。既存の鉄道が運行する中での輸送力増強工事となり、日本の技術を生かして夜間など限られた時間に工事を進める。

 住友商事と三菱重工は、インドネシアで円借款によるジャカルタ首都圏の車両基地を2007年に完成させ、今回は2件目の受注。経済成長が続くインドネシアでは、鉄道の輸送力を高めて自動車による交通渋滞を解消するため、ジャカルタ首都圏を中心に多くの都市鉄道が計画されている。両社は今後も、同国で鉄道インフラの受注拡大を進める。【住友商事(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース