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環境ニュース[国内]

三菱重工業、ガスタービンの米国拠点から現地生産初号機をエネルギー大手に出荷

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.16 【情報源】企業/2012.10.11 発表

 三菱重工業は、ガスタービンの米国製造拠点、サバンナ工場(ジョージア州)から、現地で生産したガスタービンの初号機を米国のエネルギー大手、ドミニオングループ向けに出荷した。エネルギー効率の高いガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の需要拡大が見込まれる米国での生産を軌道に乗せ、米国で原動機事業を推進する。

 初号機は、ドミニオン傘下がバージニア州に建設・運営する発電所のGTCC発電設備用。この発電所は、ガスタービン3基と蒸気タービン1基などで構成し、初号機に続いて、残り2基のガスタービンもサバンナ工場から順次出荷する。GTCC発電は、ガスタービンで発電した後、排ガスを使って蒸気タービンでも発電する省エネ性に優れる仕組みを指す。

 サバンナ工場は、ガスタービン、蒸気タービンの中核部品製造と本体の組立、ローターなどの補修・改良を行う。2010年春以降に建設を始めたローターのサービス工場とガスタービン本体組立工場が稼働しているほか、今春着工したローター加工工場が2013年秋に完成し、日本のガスタービン製造拠点の高砂製作所(兵庫県高砂市)と2極生産を行う。

 サバンナ工場と高砂製作所を合わせ、ガスタービンの年間生産約50基の体制となる。サバンナ工場は、ドミニオングループから別の発電所向けのGTCC発電設備も受注し、ガスタービン3基を中心にした主要機器を生産して出荷する。三菱重工業は日米2極の生産体制確立によって、北米や中南米をはじめ世界規模でGTCC発電設備の受注を積極的に進める。【三菱重工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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