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環境ニュース[国内]

住友商事、インドネシア・スマトラ島に建設していた同島初の大型地熱発電所が完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.11.12 【情報源】企業/2012.11.07 発表

 住友商事がインドネシア・スマトラ島の南部に建設していた同島で初めての大型地熱発電所が完成した。インドネシア国営電力会社のPLN向けとなり、容量55MW(5万5000kW)の設備を2基備える。建設資金には日本政府の円借款が使われた。2010年に国際入札で住友商事が落札して受注し、着工から2年と、契約期限より早く建設工事を終えた。
 地熱発電所はスマトラ島南端のランプン州タンガムス県ウルブル郡にあるウルブル発電所。主要機器となる蒸気タービンと発電機は富士電機が供給し、土木・据え付け工事はインドネシアの企業が手掛けた。富士電機は地熱発電設備分野で高い技術力と豊富な経験を誇り、住友商事はこれまでもインドネシアの地熱発電所建設で組んでいる。
 プロジェクトには、既存の送電線から発電所までの26kmの送電線設置や、3カ所の変電所の増設・新設、敷地の斜面の造成も含まれ、高い管理能力が求められた。インドネシア政府は、電源開発促進プログラムで新規の地熱発電所を複数計画。出力は約4000MW(400万kW)となり、住友商事は今回を弾みに、今後もプロジェクトへの参画を目指す。
 完成したウルブル発電所を加え、住友商事がインドネシアで参画した地熱発電プロジェクトは8件、設備納入容量は約640MW(64万kW)に増加。同国で稼働している地熱発電所の全設備容量約1340MW(134万kW)の約半分にあたる。世界規模では、建設や納入に関わった地熱発電所の総容量は約2200MW(220万kW)に拡大し、運転中の約20%に相当する。【住友商事(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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