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環境ニュース[国内]

ホンダ、超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ」を公開、2013年から実証

大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.11.15 【情報源】企業/2012.11.13 発表

 ホンダは、超小型の電気自動車(EV)「マイクロコミュータープロトタイプ」を公開した。2013年から国内で実証実験を行い、子育て層や高齢者の日常的な移動支援や、宅配、通勤、カーシェアリングなど、近距離移動用の車として、さまざまな用途の可能性を探る。国土交通省が主導で検討している超小型モビリティーの車両区分を視野に入れた。
 2011年12月の東京モーターショーで初めて公開した未来都市型電動コミューターの試作車を進化させ、運転者と子供2人が乗車できるようにした。シートを交換すると大人2人の乗車も可能になる。全長250cm、全幅125cm、全高144.5cm。最高速度は時速80kmで、航続距離は最大60km程度。リチウムイオン電池を採用し、3時間以内で充電できる。
 バッテリー、モーター、コントローラーなどを床下や後部スペースに配置し、動力機能をコンパクトにするプラットホームを活用。これによって、各種の用途や利用者のニーズに合ったボディーや内装の開発、生産を容易にしている。タブレット端末を使ってメーター類の表示やナビゲーション、バックモニターなどに応用できることも特長だ。
 さらに、屋根に取り付けた太陽電池でタブレット端末の充電も可能。将来的には、この太陽電池を使用した走行補助も目指す。超小型EVは、ホンダがさいたま市で実証実験しているスマートホーム(次世代型環境配慮住宅)とも連携。搭載バッテリーを家庭用蓄電池に利用し、日常生活のエネルギー管理を最適化してCO2を削減する効果も検証する。【本田技研工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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