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環境ニュース[国内]

旧陸軍習志野学校跡地で「あか筒らしきもの」約760個発見される

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2012.12.21 【情報源】環境省/2012.12.21 発表

 環境省は、平成24年12月21日、千葉県習志野市の旧陸軍習志野学校跡地内で、老朽化した「あか筒らしきもの」を約760個発見したと発表。
 今回発見された物体は、直径約11cm、長さ約22cm程度の円筒形をしており、外観的な特徴から旧軍のあか筒の可能性があると考えられるため、現在、密封措置したうえで安全に保管されている。
 現場は、旧陸軍の化学戦教育機関である習志野学校跡地内にあることから、工事を行う際には旧軍老朽化化学兵器が発見される可能性に留意するよう、環境省が平成17年3月に指針を示しており、地権者においては、同指針に沿って、レーダー探査等や携帯型化学剤検知器による安全確認調査を行いながら、工事が実施されてきており、物体の発見・回収時において、旧軍の毒ガス成分を検知することはなかった。また、撤去工事は無事完了しており、あか筒の可能性がある物体以外には特に異常や危険物の発見はなかった。
 なお、現場では、平成21年度にあか筒の可能性がある物体が61個発見されているが、当時、入念的な措置として、環境省が周辺の地下水調査及び土壌調査を実施したところ、旧軍のくしゃみ剤及びその関連物質は検出されていない。
 今後、環境省では、当該物体の調査を行い、その結果を踏まえ、適切に処分する予定。【環境省】

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