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環境ニュース[国内]

JR東日本、大規模太陽光発電設備を車両センターに導入、発電電力を鉄道運行に活用

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.03.07 【情報源】企業/2013.03.05 発表

 JR東日本は、同社初となる出力1000kW(1MW)以上の大規模太陽光発電設備(メガソーラー)を千葉市美浜区・千葉県習志野市の京葉車両センターに導入する。発電した電力は同センターで消費するほか、自社の配電線を介して鉄道の運行にも活用し、CO2排出量を削減する。2013年度中に使用を始める。
 大規模太陽光発電設備は、京葉車両センター構内の未利用地に設置し、6600m2にわたって太陽光パネルを取り付ける。出力は1050kW(1.05MW)で、約100万kWh(1000MWh)の年間発電電力量を想定する。1日平均だと2700kWhとなり、約270世帯の1日の消費電力量に相当する。CO2削減量は年間約500tとなる。
 発電電力を電車の運行に換算すると、2700kWhは山手線の1編成が同線(1周34.5km)を約4周走行する際の消費電力量にあたる。京葉車両センター構内の事務所や車庫で使うことに加え、電気を自社の変電所に送って電車の運行に利用する。設備では、電力系統を制御して電気を遠くへ送る技術も試験する。
 JR東日本はこれまで、自社運営の発電所の設備更新や蓄電池で駆動する電車の試験など、エネルギー分野で新技術の導入を推進。東京駅(東京・千代田区)、四ツ谷駅(東京・新宿区)、平泉駅(岩手県平泉町)には太陽光発電設備を設置した。今回規模を拡大してメガソーラーを設け、一層のCO2削減を図る。 【東日本旅客鉄道(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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