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環境ニュース[国内]

日立製作所、ブラジル・サンパウロに研究所を開設、電力・交通システム事業を拡大

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.06.10 【情報源】企業/2013.06.05 発表

 日立製作所は、経済成長を続けるブラジルの現地ニーズに対応するため、同国サンパウロに日立の現地法人、日立ブラジルの直轄となる研究所「日立ブラジルR&Dディビジョン」を開設した。電力システム、交通システム事業の拡大に向けて課題を分析するほか、同国が世界的に優位な農業、鉱業向けのIT関連技術の研究開発を進める。
 ブラジルの研究所は、現地での研究開発の統括、推進の役割を担う日立の拠点として日本、米国、欧州、中国、アジア、インドに次いで7カ所目となる。日立はブラジルを注力地域に位置付け、情報・通信、電力、交通システム事業などを中心に強化を推進。研究所では地域特性を生かした開発や、大学と連携した先端技術研究を行う。
 農業や鉱業に関する大量の情報(ビッグデータ)を整理、活用すると同時に、現地のニーズを探り、ブラジル市場向けに作業を効率的にするIT関連の新技術・新製品の研究開発を実施する。今後、ブラジルの交通や電力供給分野について課題を分析し、ソリューションを提供するための研究開発を手掛け、それぞれの領域で事業を広げる。
 さらに、ブラジルの大学との共同研究によって効率的に最先端技術を開発するとともに、現地の優秀な人材を活用してブラジルに根ざした研究を行う。これまでも一部の大学と交流しているが、研究所設立を機に大学、企業、政府との協力を加速させる。日立は研究所によって現地主導の研究開発体制を構築し、事業の一層の強化を図る。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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