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環境ニュース[海外]

ドイツ 地球環境変動学術諮問委員会が全海洋を人類共通の遺産にする提言を提出

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2013.06.20 【情報源】ドイツ/2013.06.05 発表

 ドイツ連邦環境省は、地球環境変動学術諮問委員会(WBGU)が策定した鑑定書「変革の世界‐人類の遺産・海洋」で述べられている提案を支持することを公表した。ここでは、沿岸海洋を除く全ての海洋を人類共通の遺産とし、水域の保全と持続可能な利用の責任を担う組織を新たに設立することを求めている。鑑定書は、海面水位と水温の人間活動を要因とする上昇と酸化の進行、そして海洋における大量漁業を指摘、さらに、漁業やエネルギー分野における海洋の利用などにおける具体的な課題とチャンスを示している。さらに、海洋研究において持続可能性に重点を移していくよう求めている。また、世界人口が増加する中での食糧やエネルギー生産における海洋の重要性と海洋の気候調整機能に視点を置いた、国連海洋協定の包括的な改革を求めている。WBGUは、1992年のリオサミットを前に、独立した学術審議機関として連邦政府が設立したものであり、連邦研究省と連邦環境省が財源を拠出し、運営している。【ドイツ連邦環境省】

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