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環境ニュース[国内]

花王、和歌山工場がパーム油調達で持続可能性認証を取得

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.06.27 【情報源】企業/2013.06.25 発表

 花王の和歌山工場(和歌山市)が、持続可能なパーム油とパーム核油の調達に関する認証を取得した。これらを使った製品の生産・加工・販売ができる工場として、RSPO(持続可能なパーム油の生産と利用を促進するための円卓会議)のSCCS(サプライチェーン・サーティフィケーション・システム)認証審査に合格した。
 RSPOは、環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)をはじめ関係団体が中心に設立した非営利組織で、生産者、製品製造、小売りなど各分野のパーム油産業の関係者の協力で運営している。SCCSは、RSPOが認めた生物多様性保全をクリアする農園の持続可能なパーム油を使った製品の生産・販売を目的にする供給網を指す。
 和歌山工場は、衣料用洗剤、食器用洗剤、シャンプー・リンスなどの家庭用製品や、工業製品を生産している。認証を受けて認証パーム油の購入を始める。花王では鹿島工場(茨城県神栖市)に続いての認証取得となる。同工場は2013年度から認証パーム油を購入している。今後海外を含むグループで認定工場を拡大する。
 花王は2007年にRSPOに加盟し、認証パーム油を購入したとみなされる認証クレジットシステムの利用を2010年9月に始めた。2011年度には国内で認証パーム油比率100%相当のクレジットを購入した。花王は生物多様性に配慮した原材料への転換を進め、2015年までに認証パーム油とパーム核油だけによる製品製造を目指す。【花王(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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