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環境ニュース[国内]

ホンダ、超小型EVを使用した社会実験プロジェクト実施へ、さいたま市と検討開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.07.23 【情報源】企業/2013.07.18 発表

 ホンダは、超小型の電気自動車(EV)「マイクロコミュータープロトタイプβ(ベータ)」を使用した社会実験プロジェクトの今秋からの実施に向け、さいたま市と共同で具体的な検討を始めた。ホンダと同市などで構成する「さいたま市小型電動モビリティ利活用推進協議会」が6月28日に国土交通省の導入促進事業に採択されたことを受けた。
 マイクロコミュータープロトタイプβは、バッテリー、モーター、コントローラーなどを床下や後部のスペースに配置し、動力機能をコンパクトにした近距離移動用の超小型EV。社会実験には2人(後部座席交換で大人1人子供2人)乗車タイプを提供する。従来の自動車と比べ、用途や要望に合わせて車体や内装を比較的容易に開発・生産できる。
 さいたま市で予定する社会実験では、都市部での移動に関する課題について、超小型移動手段に求められる使い方やニーズを探る。具体的には、高齢者層の近距離圏内での日常的な移動支援や、通勤や業務を目的にしたカーシェアリング、子育て層にとっての価値など、さまざまな用途でマイクロコミュータープロトタイプβが持つ可能性を検証する。
 ホンダがさいたま市で先行して実証実験しているスマートホーム(次世代型環境配慮住宅)システムと連携した家庭用蓄電池としての利用に関しても検討する。ホンダは、熊本県と沖縄県宮古島市でもマイクロコミュータープロトタイプβを使った社会実験を今秋から実施する予定にしていて、今後3自治体とともに地域に合わせた取り組みを進めていく。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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