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環境ニュース[国内]

リコー、カーボンフットプリントを活用して印刷物をカーボンオフセット

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.10.04 【情報源】企業/2013.10.01 発表

 リコーが主催する環境負荷低減のための研究会「グリーンPOD(プリントオンデマンド)研究会」は、経済産業省の「2013年度カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセット製品等試行事業」に2件を申請し、認証を取得した。2013年度の施行事業で初の認証取得となる。研究会に参加している印刷会社2社の印刷物で取得した。
 試行事業は、製品のライフサイクル全体での温室効果ガス排出量を算定した事業者が、別に取得した同量の排出枠で埋め合わせ(カーボン・オフセット)を行ったことを認証し、製品に認証ラベルを添付する仕組みとなる。今回は、2社が受注・印刷する印刷物のCFPを算定して認定を受け、リコーが保有する排出枠から、そのCFP相当分を償却した。
 CFPの算定で2社は、リコーが開発した「POD印刷物のCFP算出及び認証申請書作成支援ツール」を利用し、作業負担を大幅に軽減した。リコーはこのツールでCFP制度の普及を促進すると同時に、CFPでの温室効果ガス排出量の「見える化」と省エネ製品によるCO2削減、排出枠を活用するカーボン・オフセットで商用印刷の環境負荷低減を支援する。
 グリーンPOD研究会は、商用印刷市場での環境負荷削減活動推進を目的に、リコーが印刷物の発注者と印刷会社を集め、「環境への取り組みの普及」をテーマに協議する研究会となる。CFPは、製品の原材料調達から製造・販売・使用・廃棄までのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの量をCO2に換算し、その値を製品に表示すことを指す。【(株)リコー】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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