一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、EV・PHV向けケーブル不使用の非接触充電システムの実験を開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.02.17 【情報源】企業/2014.02.13 発表

 トヨタ自動車は、電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車両向けのケーブルを使用しない非接触充電システムの実証実験を2月下旬に愛知県で始める。地面に設置したコイルの位置に合わせて車両を止めるだけで充電できる仕組みで、3台の車両を使って1年間、実験する。
 実証実験する非接触充電システムは磁界共鳴と呼ぶ方式で、地面に取り付けた送電側のコイルと車両に装備する受電側コイルの間の磁界の共鳴現象を利用して電力を伝える。磁界共鳴方式は、送電側、受電側それぞれのコイルの間の位置のずれや高低差に伴う電力伝送効率の低下を少なくできる特長がある。
 電磁波による周辺機器への影響を抑制すると同時に、送電側コイルを車両の乗り上げに耐えられる構造にするなど、実用化を視野に入れたシステムを設計した。車両側は、最適な位置に駐車できるよう、駐車場に設けた送電側コイルの位置をナビゲーション画面上に表示する駐車支援機能を新たに開発した。
 駐車支援機能は、車両に搭載する縦列駐車や車庫入れでハンドル操作をアシストするシステムと合わせて車庫入れを容易にする。実験はPHVオーナーの自宅などで行い、システムの満足度や利便性、駐車位置のずれ、充電頻度などの充電行動を検証する。実験結果を踏まえて実用化に向けた技術開発を進める。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク